理事長よりご挨拶
令和4年2月から医療法人明和会の理事長に就任した益田和彦と申します。明和会グループは医療、福祉、給食、農業を柱として動いています。今後やっていきたいことは目新しいことではありません。法人理念がすべてです。
『この地域にここがあってよかった』と思われなければこの法人はいらないでしょう。
『ここに任せれば安心だ』ということを目指さなければ、存在意義はないでしょう。
『ここしかないから、我慢してでもここを利用しよう』と地域の人から思われてしまえば終わりです。
これらの課題をクリアすれば法人としてのゴールに達しますが、おそらく達することはありません。利用者さんや患者さんは同じ町の人といえども十人十色、一人一人の思いや背景は異なり、時代によって常識も変化していきます。ただその思いに寄り添い、その思いを汲んでいくことが自分たちの生業だと考えています。
そして個人的には故郷で診療をさせて頂くことは、特別なこととして受け止めています。正直『自分みたいなものでも地元の役に立つんだなぁ』と漠然と思いますし、ちょっとした高揚感が今でもあります。
明和会グループの職員に対して思うことは、職員の出身地や住まいのほとんどが北広島町および近隣市町であり、少しでもこの感覚を共有していきたいです。そう感じて仕事をすることでやりがいを感じてもらえれば理想です。